21.Pythonでデータ分析を始めよう!初心者向けガイド-モデルの前処理編-

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どうもニコイチです。いよいよモデルの操作に移っていきます。その前に毎処理について解説いたします。

目次

必要なライブラリのインポート

from sklearn.tree import DecisionTreeClassifier as DT

モデルの初期化

基本的な初期化

model = DT()  # 最もシンプルな初期化

パラメータを指定した初期化

model = DT(
    max_depth=3,        # 木の深さの制限
    random_state=42     # 結果の再現性のための設定
)

重要なパラメータの解説

max_depth(木の深さ)

木の深さは料理の「火加減」のようなものです:

  • 弱すぎる(浅すぎる)→ 料理が生焼け(モデルが単純すぎて予測精度が低い)
  • 強すぎる(深すぎる)→ 料理が焦げる(過学習により汎用性が失われる)

推奨設定値:

  • 小規模データ(〜1000件): 3-5
  • 中規模データ(〜10000件): 5-10
  • 大規模データ: データの複雑さに応じて調整

random_state(再現性)

  • レシピの再現性を確保するための設定
  • 同じ値を設定すれば、何度実行しても同じ結果が得られる
  • 任意の整数値(例:42)を指定

注意点

  1. モデルの複雑さ調整
  • 単純すぎるモデル → データのパターンを捉えられない
  • 複雑すぎるモデル → データを「丸暗記」してしまう
  1. 可視化の限界
  • 深さが増えるほど、人間には理解しづらくなる
  • max_depth=3〜5程度が可視化に適している

コード例

# 基本的なモデル(深さ制限あり)
model_basic = DT(max_depth=3, random_state=42)

# より複雑なモデル
model_complex = DT(
    max_depth=5,
    random_state=42,
    min_samples_leaf=10  # 葉ノードの最小サンプル数
)
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