Aiで動画を作ろうシリーズ 第1回：企画をつくる

どうも、にこいちです。
今日から新シリーズ 「Aiで動画を作ろう」 を始めます。第1回目のテーマは動画制作の出発点となる 「企画」 です。

実はこの「企画」こそが、動画の良し悪しを決める最重要フェーズ。AIを活用することで、従来は大変だった企画づくりがグッと楽になります。

企画とは？従来の課題

動画制作の工程は「企画 → 画像生成 → 絵コンテ作成 → 本番用画像 → 動画生成 → 音楽・音声 → 編集 → 納品」と進みます。

その最初にある「企画」とは、 「誰に、何を、どう伝えるか」 を決めること。
従来はこんな課題がありました。

• アイデアをゼロから考えるのは難しい
• 広告を大量に見てインスピレーションを探す必要があった
• 本屋に通って資料を集めるなど、時間と労力がかかる

企画の基本要素

企画を立てるときに外せないポイントは、この2つです。

1. 商品（PRしたい対象）
   • 物理的な商品だけでなく、サービスやお店でもOK
   • 例：缶コーヒー、着物、整体サロン
2. ターゲット（届けたい相手）
   • 年齢・性別・ライフスタイルまで具体的に
   • 例：缶コーヒー → 忙しいサラリーマン
     着物 → 成人式を迎える若者、60代女性

Chat/AIで効率化する企画づくり

今ではChat（AIチャット）を使えば、企画構成をスムーズに作れます。
プロンプトを工夫するだけで、広告用の企画骨子を一気に生成可能です。

実践用プロンプト：WEB広告用（30秒）

企画の練習には、まず30秒のWEB広告用が最適です。
以下のプロンプトをそのままChatに投げれば、セリフと映像イメージがセットで返ってきます。

あなたは優秀な動画プランナーです。  
目的は「WEB広告用の30秒動画の企画を作ること」です。  
ターゲットは「20代後半の社会人男性、残業が多く疲れやすい人」です。  
商品は「高濃度ビタミンドリンク」です。  

動画構成は以下の順番で考えてください。  
1. 導入（視聴者の注意を引くシーン）  
2. 問題提起（共感できる悩みを提示）  
3. 解決策（商品の特徴・ベネフィット）  
4. 行動喚起（今すぐ購入・サイトへ誘導）  

条件：  
- 30秒で収まるセリフ量にしてください。  
- 誰も見たことがないインパクトある映像表現を1つ盛り込んでください。  
- セリフ、ナレーション、映像イメージをセットで提案してください。  

Chatからの出力例（サンプル企画）

以下は実際にこのプロンプトを投げて得られたサンプルです。

導入（0〜5秒）

• 映像イメージ: 宇宙空間から地球へズームインし、さらに東京のビル群へ急降下。最後にオフィスの机に突っ伏す男性の姿へ切り替わる。
• ナレーション:
  「気づけば今日も残業…あなたの体は限界に近づいている。」

問題提起（6〜12秒）

• 映像イメージ: 疲れ切った表情でモニターを見る男性。書類の山。時計は深夜0時。
• ナレーション:
  「集中力が切れて、やる気も出ない…。そんな日々を繰り返していませんか？」

解決策（13〜22秒）

• 映像イメージ: 男性が冷蔵庫を開け「高濃度ビタミンドリンク」を手に取る。飲んだ瞬間、体の中を光の粒が駆け巡り、エネルギーが充填されていく演出。
• ナレーション:
  「一本で、あなたの体に必要なビタミンをぎゅっとチャージ。」

行動喚起（23〜30秒）

• 映像イメージ: 男性がパソコンに向かい、集中して仕事を進める。画面には「今すぐチェック！」のテロップ。
• ナレーション:
  「もう疲れに負けない。高濃度ビタミンドリンクで、明日のあなたを変えよう！」

まとめ

• 動画制作のスタートは「企画」から
• 商品とターゲットを決め、AIに構成づくりを任せる
• インパクトある導入＋論理的な流れで、強い広告動画が生まれる

⚠️ 注意: 上記の出力例はあくまでサンプルです。必ず自分の商品やサービスに合わせてカスタマイズしてください。

👉 次回は「画像生成と絵コンテ作成」。AIを使って企画をどうビジュアル化していくのかを紹介します！