育休が明けて、いよいよ職場に戻る日が近づいてくると、「本当に前みたいに働けるだろうか」「自分の居場所は残っているだろうか」と、胸がざわざわして落ち着かなくなりますよね。
私自身、復帰初日の朝はまさにそうでした。 いつも通っていたはずの道を自転車で漕ぎながら、ペダルを踏む足にもどこか力が入らず、「大丈夫かな……」という不安とドキドキで心がいっぱいになっていました。休んでいた時間の長さが、まるで自分と職場の間に見えない大きな壁を作っているように思えて怖かったのをよく覚えています。
でも、先に結論をお伝えすると、「行くまではとにかく不安だけど、戻ってしまえばなんとかなる」です。
挨拶ひとつで日常は引き戻される
職場のドアを開け、久しぶりに同僚へ「おはようございます」と声をかけた瞬間、胸を締め付けていた緊張が一気にほどけました。 顔を合わせて挨拶を交わしただけで、まるで昨日も普通に出勤していたかのように、あっという間に日常の感覚へと引き戻されたのです。あれだけ自転車の上で悩んでいたのが不思議なくらい、「あ、戻ってきたんだ」と自然と思えました。
情報の山に圧倒されたら「会話」に頼る
もちろん、席に着いてからの現実は容赦ありません。 パソコンを開けば、溜まりに溜まったメール、Slackの膨大な未読、目を通すべき資料の山。「何から手をつければいいんだ……」と呆然とし、以前の仕事のペースやルーティンを取り戻すのにはやっぱり時間がかかりました。
そこで役立ったのが、一人でドキュメントを読み込もうとせず、「周りの人と肌感でいいから直接話してみる」ことでした。 文字の記録だけでは決して伝わってこない、職場の今のリアルな空気感や温度感。生の声で同僚と雑談や状況確認を交わすことで、言葉の行間にあるチームの雰囲気がすっと腑に落ち、仕事の勘をスムーズに取り戻す大きな助けになりました。
厚生労働省の「雇用均等基本調査」などを見ても男性の育児休業取得率は年々上昇傾向にあり、職場復帰の壁に向き合う人は確実に増えています。復帰前夜や当日の朝は、誰もが「元の自分に戻れるだろうか」と心細くなるものです。
復帰直前のあなたに伝えたいこと
復帰前夜や通勤中のドキドキは、真剣に仕事や家族に向き合っている証拠です。緊張していて当たり前ですし、最初からフルスロットルで働く必要もありません。
初日のミッションは、「無事に職場に行って、元気におはようございますと言うこと」。それだけで100点満点です。 文字の海に溺れそうになったら、隣の人に「浦島太郎状態なので教えてください!」と声をかけてみてください。みんな温かく迎えてくれますし、拍子抜けするくらい「なんとかなる」はずですよ。

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