【初心者でも簡単】「もっと見やすいデータに!」Pandas sort_valuesの実践活用術

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前回はMapメソッドやapplyメソッドなどを使ってデータの追加や変更を行ってきました。データの分析や処理をしていると、特定の条件に基づいてデータを並び替えたい場合がよくあります。今回は、Pythonのデータ分析ライブラリであるPandasを使って、データフレーム内のデータを簡単に並び替える方法について説明します。

最後に問題がありますのでぜひチャレンジしてみてください。最大の学習はアウトプットです。

シナリオ

ぜひ今回は実際の場面を想像してみてください。あなたは交通量のデータを分析していて、特定の日付(’date’カラム)でデータを並び替えたいです。さらに、同じ日付のデータは時間(’hour’カラム)の順番に並べたいと考えています。このような場合、どのようにしてデータを整理すれば良いでしょうか?

Pandasのsort_valuesを使った並び替え

Pandasではsort_values関数を使って、このような並び替えを簡単に行うことができます。以下にその手順を紹介します。

  1. ライブラリのインポート:
    最初に、Pandasライブラリをインポートすることから始めます。
   import pandas as pd
  1. データフレームの準備:
    train_dfという名前のデータフレームが既にあるとします。このデータフレームには最低でも’date‘カラムと’hour’カラムが含まれている必要があります。
  2. データの並び替え:
    sort_values関数を使用して、まず’date’カラムに基づいてデータを昇順に並び替えます。そして、’date’カラムの値が同じ場合は、’hour’カラムに基づいてさらに昇順に並び替えます。
   train_df = train_df.sort_values(by=['date', 'hour'])

コードの解説

  • sort_values(by=...): この部分は、どのカラムに基づいてデータを並び替えるかを指定します。リスト形式で複数のカラムを指定することもできます。
  • by=['date', 'hour']: 最初に’date’カラムが使われ、次に’hour’カラムが使われます。つまり、’date’で並び替えた後、’date’が同じレコードに対して’hour’でさらに並び替えを行います。

結果の表示

最後に、並び替えた結果を確認するためにprint(train_df)を使ってデータフレーム全体を表示します。

このシンプルなステップによって、データの並び替えがスムーズに行えます。Pandasのsort_valuesは非常に強力で、データの前処理や分析の際に大いに役立つ機能です。ぜひ活用してみてください!

練習問題

あなたはスーパーマーケットの売り上げデータを分析しています。データフレームsales_dfには、以下のカラムが含まれています。

  • ‘date’: 販売日
  • ‘hour’: 販売時間(時間単位)
  • ‘product_id’: 商品ID
  • ‘quantity_sold’: 売れた商品の数量

以下のタスクを実行してください。

  1. タスク1: ‘date’カラムに基づいてデータを昇順に並び替えてください。
  2. タスク2: ‘date’の値が同じ場合は、’hour’カラムに基づいて昇順にさらに並び替えてください。
  3. タスク3: ‘date’と’hour’が同じ場合は、’quantity_sold’カラムに基づいて降順(多い順)に並び替えてください。
  4. タスク4: 最終的なデータフレームの最初の5行を表示してください。

ヒント

  • sort_values関数のascendingパラメータを使用して、昇順(True)または降順(False)を指定できます。

回答例

# タスク1, 2, 3を実行
sales_df = sales_df.sort_values(by=['date', 'hour', 'quantity_sold'], ascending=[True, True, False])

# タスク4: 結果の表示
print(sales_df.head())

この問題を解くことで、異なるカラムに基づいてデータを並び替える方法と、昇順や降順の指定方法についての理解が深まるはずです。頑張ってみてください!

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