2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』小栗上野介忠順を放送前に予習する

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2027年1月から放送予定の大河ドラマ『逆賊の幕臣』。主人公は、幕府を倒した側の志士ではありません。倒された幕府の側にいた幕臣、小栗上野介忠順です。

小栗は日本初の遣米使節の目付として、ポウハタン号でアメリカに渡りました(高崎市)。帰国後は幕府の要職を務め、横須賀製鉄所を計画しています。それなのに最後は新政府軍に捕らえられ、取り調べもないまま斬首されました。42歳でした(高崎市)。

報道では「勝海舟のライバルと言われ」た人物として紹介されています(リアルサウンド)。海の外を見てきた人が、なぜ「逆賊」と呼ばれたのか。放送前に知っておくと楽しめそうなことを、史実とドラマの情報に分けてまとめました。

目次

『逆賊の幕臣』は何を描く大河ドラマ?

放送情報の出どころについて

この記事の放送情報は、2026年10月時点の報道をもとにしています。出典は表とリンクで示しました。放送開始の具体的な日付や新しい発表は、NHK公式サイトで確認してください。

『逆賊の幕臣』は大河ドラマの第66作です(デイリー)。放送は2027年1月から、NHK総合ほかの予定です(クランクイン)。題名は「ぎゃくぞくのばくしん」、主人公の名前は「おぐりこうずけのすけただまさ」と読みます。

項目内容出典
作品大河ドラマ第66作デイリー(2026年2月24日)
放送2027年1月から、NHK総合ほかクランクイン(2026年6月23日)
主演松坂桃李(小栗上野介忠順役)リアルサウンド(2025年3月3日)
脚本安達奈緒子(『おかえりモネ』など)リアルサウンド
制作統括勝田夏子リアルサウンド
演出西村武五郎リアルサウンド
音楽・語り公式で確認中なし
放送日時・全話数公式で確認中なし

物語は、幕府を倒した側ではなく、幕臣の側から幕末を描くそうです(リアルサウンド)。小栗は新しい国の姿を構想したのに、明治新政府から「逆賊」とされ、歴史の闇に葬られた人物と紹介されています。その理由が物語の軸になるそうです(リアルサウンド、クランクイン)。制作統括の勝田夏子さんは「今こそもっと知ってほしい!」とコメントしています(リアルサウンド)。

出演者は、本文を確かめられた報道に載っていた13人を表にしました。

役出演者出典
小栗忠順(主人公)松坂桃李リアルサウンド、デイリー
勝海舟大沢たかおデイリー
小栗の妻・みち上白石萌音デイリー
小栗の母・くに鈴木京香デイリー
小栗の父・小栗忠高北村有起哉デイリー
井伊直弼岡部たかしデイリー
安積艮斎中村雅俊デイリー
鳥居耀蔵(南町奉行)北村一輝クランクイン
徳川斉昭(水戸藩主)柄本明クランクイン
阿部正弘(老中首座)岩田剛典クランクイン
徳川家慶宅麻伸クランクイン
徳川家定ふかわりょうクランクイン
徳川家茂神尾楓珠クランクイン

大河ドラマは、誰がどの役を演じるかも楽しみの1つです。『べらぼう』で葛飾北斎が登場した回の話題は、こちらの記事にまとめています。

小栗上野介忠順はどんな人?

小栗上野介忠順は、江戸幕府の末期の幕臣です。幕府に直接仕える旗本の家に生まれ(高崎市)、幼名を剛太郎といいました(コトバンク)。生涯の主な出来事を年表にしました。

年出来事出典
1827年旗本の家に生まれる高崎市、コトバンク
1860年遣米使節の一員としてアメリカへ渡る。日米修好通商条約の批准書を交換するための使節コトバンク、高崎市、高崎市
帰国後勘定奉行や外国奉行などを務める。横須賀製鉄所は小栗が計画し、技術面は幕府の要請で首長に就いたヴェルニーが担う高崎市、コトバンク、横須賀市(製鉄所)、横須賀市(ヴェルニー)
1868年徳川慶喜に抗戦を進言したが入れられず、1月に罷免される。上野国の権田村(現在の群馬県)に移り住むコトバンク、高崎市
1868年新政府軍に捕らえられ、処刑される高崎市、コトバンク

勘定奉行は幕府の財政を、外国奉行は外交の事務を受け持つ役職です。

放送前に小栗上野介を本で予習する

年表の先まで知りたい方は、本で予習する方法もあります。小栗上野介を扱った本が出ています。

小説なら、童門冬二さんの『小説 小栗上野介 日本の近代化を仕掛けた男』です。

放送前に押さえたい幕末の背景

予備知識は3つに絞りました。

1つ目は、開国をめぐる対立です。1860年の遣米使節は、幕府が結んだ日米修好通商条約の批准のために送られました(コトバンク)。国内では開国か攘夷かで意見が分かれていました。ドラマでも、この対立が描かれるそうです(リアルサウンド、クランクイン)。

2つ目は、幕府の内側の動きです。物語には12代将軍家慶、13代将軍家定、14代将軍家茂、老中首座の阿部正弘らが登場します(リアルサウンド、クランクイン)。幕府の中の権力争いも描かれる予定です。幕末の物語は、倒幕側の人物を中心に語られることがよくあります。幕府の中で何が起きていたかを知っておくと、同じ出来事でも見え方が変わるかもしれません。

3つ目は、幕府の終わり方です。15代将軍徳川慶喜が政権を返す大政奉還のあと、戊辰戦争が起こりました。小栗は慶喜に抗戦を進言しましたが入れられず、1868年1月に罷免されました(コトバンク、高崎市)。

『逆賊の幕臣』の見どころと、まだ分からないこと

史実と報道から、放送前に見どころになりそうな場面を4つ挙げます。どれも予想で、実際の内容は放送を見るまで分かりません。

勝海舟とのライバル関係

小栗は「勝海舟のライバルと言われ」た人物と紹介されています(リアルサウンド)。その勝海舟を演じるのは大沢たかおさんです(デイリー)。同じ幕臣の2人が、どんな場面で向き合うのか。松坂桃李さんと大沢たかおさんのやり取りは、大きな見せ場になりそうです。

遣米使節としてアメリカへ

1860年、小栗は遣米使節の目付としてポウハタン号に乗り込みました(高崎市)。ドラマには井伊直弼(岡部たかし)も登場します。開国と攘夷の対立の中で、アメリカを見た小栗がどう描かれるのかにも注目です。

横須賀製鉄所の計画

横須賀市のページには、製鉄所(造船所)の「計画を立てたのは、幕府の勘定奉行などを歴任した小栗上野介忠順でした」とあります(横須賀市)。技術面を任されたのはヴェルニーです。幕府の要請で、1865年に製鉄所の首長に就きました(横須賀市)。小栗が罷免されるのは、その3年後です。幕府の終わりが近い時期に、大きな造船所を計画した人。この場面がどう描かれるのかも、見どころの1つになりそうです。

「逆賊」とされた最期

罷免のあと、小栗は権田村に移り、東善寺で仮住まいを始めました(高崎市)。1868年閏4月、小栗と家臣3人は捕らえられます。何の取り調べもなく、翌日に斬首されました(高崎市)。アメリカまで渡った人が、42歳でこの最期を迎えます。題名の「逆賊」という言葉がどう描かれるのかは、最終回まで見ないと分かりません。

まだ分からないこと

配役を見ると、小栗の妻・母・父の役も発表されています。幕府の政治だけでなく、小栗の家族の場面もありそうです。

本文を確かめられた報道では、次の4つが分かりませんでした。

  • 放送開始の具体的な日付と放送時間
  • 全話数
  • 音楽と語りの担当
  • NHK公式のあらすじの文面

放送日時などの追記予定と関連記事

放送日時や音楽・語りの担当がNHKから発表されたら、出典を添えてこの記事に追記します。

大河ドラマについては、『べらぼう』の記事も書いています。

『べらぼう』に葛飾北斎が登場した回の、ネットの反応をまとめた記事です。

蔦屋重三郎が江戸の出版をどう変えたかをまとめた記事です。

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