どうも、にこいちです。
在宅ワークで一日中パソコン、夜はついスマホ。そんな生活が続くと、体力よりも“目の限界”が先に来ます。私も毎晩のように20:30~21:00の間にドッと“つらい眠気”に襲われ、「今日はもう何も進まないな…」と半ばあきらめていました。
そんなときにレビュー記事で見かけて、前から気になっていたNIPLUX「EYE RELAX S」を購入。「本当に寝落ちするほど気持ちいいの?」という軽い興味から使いはじめたのですが、1週間きっちり生活に組み込んでみて、結論が変わりました。
これはただのホットアイマスクではなく、“夜を整える導線”を作ってくれる静かな家電です。
開封から初回使用まで:上がる期待、そのまま叶う

箱・質感・装着感
黒基調の箱は落ち着いた高級感。自分用でも気分が上がります。本体はマットな質感で安っぽさゼロ。目に触れるクッションは柔らかく、肌当たりがとてもやさしい。バンドは一般的な面ファスナー式ですが、初回からフィットは取りやすい印象でした。
二つ折りにできて収納袋も付属。ベッド脇のトレイやPCバッグにサッと入れられるサイズ感です。
初回の体感
スイッチを入れて、じんわり温熱→やわらかな加圧。この「手で包むような」リズムが想像以上に心地よくて、初日の私は見事に寝落ち。よくある“刺激の強さで驚かせる系”ではなく、身体が勝手に“オフ側”に傾くあの感じ。ここでまず、「あ、これは続けられる」と確信しました。
1週間続けて分かった、3つの大きな変化
1. 夜の「つらい眠気」から解放された
これまで20:30~21:00の間に、「体じゃなくて目がもう無理」という感覚に毎日負けていました。
そこで、その時間帯にEYE RELAX Sを10~15分だけ入れてみたところ、あのつらい眠気がスッと消えた。
原因は体力ではなく“目の疲労”が引き金だったのだ、と自分の生活でハッキリ分かりました。目のこわばりがほどけると、その後の家事や自分時間が穏やかに進む。これはこの一週間で一番大きい変化です。
私のベスト運用:20:30に開始/仰向けでリラックス/BGMは小さめ
終わったら画面を見ずにそのまま寝る準備か読書へ。
2. 強制デジタルデトックスで「聴く時間」が生き返る
装着中は目が使えない。つまりスマホ・PC・TVから物理的に離れることになります。この“強制離脱”が、思っていた以上に効きました。
- 又吉直樹さんのYouTubeで「人間らしさ」を語る回。視覚情報がないぶん、「欠点を隠そうとする癖まで含めて人間らしい」という言葉が、まっすぐ心に入ってきた。
- ELLEGARDEN『風の日』の「そんなもんさ 僕らはほら」の“ほら”が、驚くほどあたたかい言葉として受け止められた。
- 普段あまり聴かないクラシックも、すっと耳に馴染む。
結局、EYE RELAX Sは“聴く”という感覚の解像度を上げてくれる時間を作るんです。歌モノは小音量、もしくは環境音・クラシックが相性よし。
3. 理学療法士の目で見ても「絶妙な指圧」
仕事柄、圧の止めどころには敏感です。EYE RELAX Sは機械式なのに“ちょうどいい圧で止まる”。過圧で嫌になることがない。
一週間も使うと加圧パターンのタイミングが読めてきて、身体を委ねやすくなります。こめかみ~眼窩外側の筋緊張がゆるむと、結果的に肩の力も落ちる。この連鎖は在宅ワーク民に刺さるはず。
具体的な使い方・コツ(私の生活でハマった運用)
シーン別レシピ
- 就寝前(導入剤)
照明を落とす → 温熱+加圧で10~15分 → 終了後は画面を見ずに就寝へ。
→ 寝つきが短縮、夜の“だらだらスマホ”も減る。 - 在宅ワーク後のクールダウン
仕事終了 → ストレッチ1分 → EYE RELAX S 10分。
→ 目の周り→肩の順に力が抜ける。夜更かし・過食の予防にも体感的に効く。 - 休日のプレナップ(昼寝前)
昼寝前に5~10分だけ。
→ 寝落ちが早い/起床後の視界がクリア。
装着と当たりの調整
- 眉間の刺激はマイルド寄り。1~2mmだけ装着位置を下げる/ベルトの締めを1段階変えると当たりが変わります。
- 仰向けのほうが重さを感じにくい。枕は気持ち高めがラク。
バッテリー・携行
- 私の使い方で2日は余裕。USB Type-Cだからスマホの充電器で代用可。
- 折りたたみ+収納袋で持ち出しやすい。出張・旅行でも夜の質をキープできます。
惜しいところと、すぐできる対策
1) バンドの“戻り”で位置が少し落ちることがある
加圧→減圧の切り替えでベルトの伸縮が追いつかず、最適な位置からわずかに下がることがありました。特に後頭部がフラット(いわゆる絶壁)の友人は顕著。
当面の対策
- 後頭部側に薄い滑り止め(タオル地や薄いシリコンパッド)を挟む
- 装着角を1~2°上向きにして“落ち代”を見込む
- 面ファスナーの噛ませ量を少し増やして固定感アップ
メーカーに期待:頭頂側ストラップの追加(キャッチャーマスク方式)/二本バンド構成/後頭部のクッション厚・摩擦の見直し/面ファスナー幅と位置の最適化
2) 加圧パターンの“自分用カスタム”が欲しい
私はこめかみ弱め/目元やや強め・長めが理想。アプリ連携で部位×強さ×時間をプリセットできれば、*眠特化/側頭筋重点(頭痛ケア)など、目的別の“自分処方”が組めます。ここは今後に期待。
3) Bluetooth音質はBGM用途に割り切る
高音の伸び・低音の厚みは控えめ。環境音/Lo-fi/ホワイトノイズなら十分。音にこだわる日は、外部スピーカーや別デバイスに任せるのが早いです。
よくある疑問に私の答え
Q. 何分使えばいい?
A. 10~15分が私の生活には最適。短いほうが続くし、寝落ちの導線にもなる。
Q. 眼鏡やコンタクトは?
A. 基本は外してから装着。クッションが柔らかくても、直接当たらないほうが安定します。
Q. 肌への負担は?
A. 私は問題なし。ただし体調・皮膚状態には個人差が大きいので、熱さや圧が辛い日は無理せず中止。
取扱説明書の注意書きは必ず目を通すのがおすすめ。
Q. 家族と共用できる?
A. できます。使用後に目当たり面を乾いた柔らかい布で拭く→袋に戻すのルーティンで清潔を保ちやすいです。
こんな人に勧めたい/見送ってもいい人
勧めたい人
- 在宅ワークや長時間PC後、目の奥~こめかみの重だるさが気になる
- 就寝前のスマホだらだらを断ちたい
- ギフトで“外さないもの”を探している(見た目・価格帯ともに◎)
見送ってもいい人
- 眉間まで強刺激を求める(当たりはマイルド寄り)
- 音質に強いこだわりがある(BGM前提)
- 装着物の重さに極端に敏感
どこで買う?メリット別の使い分け
- ポイント最大化:楽天(セール+SPUで実質価格が下がりやすい)
- 最短で手元に:Amazon(在庫があれば翌日)
- PayPay派:Yahoo!ショッピング(還元が魅力)
- 保証・サポート重視:公式(延長保証・クーポンが出ることも。公式の楽天/Amazon店も要チェック)
総評:これは“寝落ち家電”ではなく「夜を整える装置」
EYE RELAX Sは、単に目を温めるガジェットではありません。
温熱×加圧で目のこわばりをほどき、強制デジタル離脱で“聴く時間”を取り戻す。その結果として、20:30~21:00の“眠気の壁”を越えられる──私の生活では、ここに価値がありました。
バンドやカスタム性など改善の余地はありますが、それでも「大満足の一台」。自分用の夜の儀式として、またギフトとしても、自信をもっておすすめできます。
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